瞑想って気になる。でも、続かない。
「瞑想って集中力にいいらしい」
「気持ちが整うって聞くし、ちょっとやってみたい」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
私はまさにそのタイプで、何度かチャレンジしては挫折してきました。
やってみると…
- 3分が長く感じる
- 頭の中がざわざわして全然“無”になれない
- 気づいたら今日のToDoのこと考えてる
- そもそも続かない
でも、もしかしたら「やり方が合ってなかっただけかも」と思い、
1か月かけて、いろんな瞑想法をゆるく試してみることにしました。

試してみた瞑想いろいろ
ガイド付き瞑想(YouTube)
YouTubeで気になったガイド付き瞑想をいくつか試してみました。
特によかったのが、眠りのKayaさんの動画。
やさしい声が心地よくて、
自然と呼吸が深くなり、気持ちもゆるんでいく感じがしました。
【ショート動画】99%の人ができていない呼吸法(約1分)
不安を解消する呼吸瞑想(約5分)
どちらも 短くて気軽に試せるので、「ちょっと整えたいな」というときにぴったりです。
瞑想アプリ(upmind)
いくつかのアプリを試してみた中で、
「これは私に合ってるかも」と感じたのが upmind でした。
他のアプリは、操作がやや複雑だったり、導入音声が英語だったりして、
気持ちがそがれてしまうことも…。
upmindは、操作もシンプルで、感覚的に使えるのが魅力でした。
導入音声も落ち着いていて、すっと耳になじみました。
特によかったのは、1〜2分でできるクイック瞑想。
「ちょっと整えたい」「数分だけ深呼吸したい」そんな気分にぴったりでした。
upmindのここがよかった!
- 日本語の落ち着いた音声ガイド
- 「ストレスを感じている」「集中したい」など、目的別に選べる
- ストレッチや呼吸法などの動画コンテンツも充実
- カメラに指をあてて自律神経の状態をチェックできる
- 無料プランでも、十分すぎるほどの内容
ちょっと気分を切り替えたいとき、
仕事前に頭をリセットしたいとき、
寝る前にリラックスしたいとき……
その日の自分に合った「少しの余白」を作れるようになりました。


歩きながら瞑想(歩行瞑想)
外をゆっくり歩きながら、呼吸や足の感覚に意識を向ける瞑想。
これが意外と合っていて、気持ちがザワザワしているときに、すっと落ち着けるきっかけになりました。
「自分のペースで動きながらも、“今ここ”に定着する」感覚。
穏やかで、でもだらだらしすぎない。「少し自分と通じる時間」として、朝や昼間のすき間に習慣にしています。
雨の日も、傘をさして外に出るほうが、いいリズムを作れました。 雨音や空気を聴きながら歩いてみると、それだけで「今ここ」を感じられます。
歩行瞑想は、体を動かしながらも意識を内側に向ける時間。 力を抜いて始められるので、自然と頭が静かになる感覚を味わえました。
「ただ歩く」と「歩行瞑想」の違いって?
一見同じ“歩く”でも、意識の向け方で大きく違います。
| 行動 | ただ歩く | 歩行瞑想 |
|---|---|---|
| 足の動き | 無意識 | 「右足を出す」「地面を感じる」と意識する |
| 呼吸 | 無意識/浅くなりがち | ゆったりと深く呼吸を味わう |
| 頭の中 | 考えごと・ToDo・妄想でいっぱい | 「今、ここ」に意識を戻し続ける |
| ゴール | どこかへ向かうための移動 | ゴールはなく、ただ“この瞬間”を感じるため |
ちょっと気分を変えたいときにもぴったりな、 静かな“動”の瞑想です。

いちばん合っていたのは“見つめる瞑想”
最終的に、私にとっていちばん自然に続けられたのがこれ。
「何もしない」のが落ち着かないタイプだった私には、
“見ている”というワンアクションに集中する方が、雑念が少なく、落ち着きやすかったんです。
たとえば:
- キャンドルの火をただ見つめる
- ベランダの植物が風に揺れる様子を眺める
- コーヒーの湯気がのぼる様子を見ているだけ
これって、いわゆる「今ここに意識を向ける」=瞑想の本質そのもの。
「見る」だけでも、ちゃんと瞑想になるんだな、と実感しました。
実際、ヨガでは火を見つめる「キャンドル瞑想」というやり方があったり、
音や香り、触覚など五感に意識を向けるマインドフルネス瞑想も一般的なんだそうです。
私は“目”に集中するのが合っていましたが、
人によっては…
- 耳(雨音や風の音に耳を澄ます)
- 鼻(アロマやお茶の香りに意識を向ける)
- 肌感覚(手に感じる温度や空気の流れを味わう)
など、自分の感覚の中で“今”を感じやすい入り口を見つけると、すっと馴染みやすくなる気がします。

続けるためにやったこと
決まった時間と場所を、ゆるくセット
- 朝のコーヒーの前に3分
- 午後の作業の前に5分だけ
など、生活の中の“ついで”に組み込むことで習慣にしやすくなりました。
「ちゃんとできなくてOK」ルール
「無になれなきゃ意味ない」と思うほど焦っていたけど、
雑念があってもOK。気づいたら戻る。それで十分。
とゆるく考えるようにしたら、気がラクに。
“できた/できない”のジャッジを手放すのは大事でした。
まとめ:フリーランスこそ、“立ち止まる”習慣を
フリーランスは自由であるぶん、ずっとオンのまま働きがち。
だからこそ、立ち止まって自分に戻る時間が大切だと、心から思いました。
瞑想は、「うまくできる」ことが目的じゃありません。
雑念があっても、気が散っても、“今ここ”に戻ってくる時間があることが何よりのケア。
続かなくても大丈夫。
でも1回でも、「ちょっと整ったな」と感じられたら、それはもう十分効果があると思います。
自分に合う“感覚”から、無理なく取り入れられる瞑想って、意外と身近にあるかも。
よかったら、あなたも気軽に試してみてくださいね。

